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同性カップルで子どもを妊娠する方法【女性同士でも家族は作れる】

女性カップルで妊娠する方法が知りたい!
これから妊活を考えているんだけど、どんな方法がおすすめ?

こんな疑問に答えます。

この記事を書いた人

・LGBTQ当事者(バイセクシュアル)でもあり、3児の母。海外精子バンクを利用して妊娠→出産。自身が出産した「長女・三女」、パートナーが出産した「次女」の5人家族。妊活や出産の詳細は以下のとおりです。
・2018年に養子縁組、2019年に私が妊活を開始→2020年に第一子妊娠、出産。
・2020年にパートナーが妊活開始→2021年に第二子妊娠、出産。
・2021年に私が妊活を再開→2022年に第三子妊娠、出産。

「同性カップルでいつか子どもを育てたい」。

そう願うカップルは、日本でも沢山いるでしょう。

しかし、日本は欧米諸国に比べて「同性カップルの妊娠・出産」や「子育て」のハードルは依然高いままです。その理由として、周りに「同性同士で子育てしているロールモデルがいない」さらに、「情報が極端に少ない」からだと言えるでしょう。

私自身もLGBTQ当事者ですが、パートナーと付き合い始めた2016年頃にはインターネット上でも「同性カップルの妊娠」に関する情報なんてほとんど出てきませんでした。

「絶対に子どもが欲しい」と思っていたので、どうすれば子どもを持つことができるのか毎日必死に調べていました。

そんな過去の自分のように、「子どもが欲しいけど、どうしたら妊娠できるのか」を知りたい方向けに【同性カップルで子どもを妊娠する方法】を詳しく解説していきます。

同性カップルで子どもを妊娠する方法

同性カップルで子どもを妊娠する方法

同性カップルは、残念ながら自然に妊娠することができません。

そのため、「医療の力」や「道具」などを利用して妊娠する手段を考えていかなければなりません。

結論から言うと、【女性カップルで妊娠する方法】は以下のようなものがあります。

①シリンジ法
②人工受精(AIH)
③体外受精(IVF)

①シリンジ法

 

まず、1つ目の方法として「シリンジ法」があります。

これは、ドナーから提供してもらった精子を「シリンジ」を使って自身(もしくはパートナー)の膣に入れる方法です。

シリンジと呼ばれる専用キットを膣内に挿入しますが、挿入部分はシリコンでできており、女性の体の負担は少なめです。膣内に注入する方法で通常の性交渉と同じ効果も期待できるようです。

実際に子どもを持つ同性カップルで、「シリンジ法」で成功し妊娠している例もあります。

最もシンプルで安価な方法ですが、“自身の排卵日”“ドナー側の提供するタイミング”を合わせなければなりません。

同性カップルで妊活を始める場合、この「シリンジ法」からスタートするのも1つです。ただ、精子提供ドナーの精子をシリンジでそのまま膣内に入れることになるので、しっかり性病検査など行なっておくことが大切です。

②人工受精(AIH)

 

次に、「人工受精」という方法です。

これは、女性側の排卵の時期に合わせて、洗浄濃縮した精子を子宮内に注入する方法です。

自然妊娠では膣に精液が入り、そこから精子が子宮に到達するのに対し、人工授精は直接子宮に精子を注入するので、精子と卵子が出会う確率が上がると言われています。

とはいえ、日本の病院で「人工受精」を受けるには「法的な婚姻関係のある夫婦の妻」でなければなりません。これは「体外受精」も同様です。

婚姻夫婦が治療を受けることは「違法行為」には当たらないのですが、日本産婦人科学会のガイドラインでそう定められているため、病院側はその規則に則った対応を行なっているのです。

そのため、もし「人工受精」で妊娠したい場合にはアメリカなどの「同性カップルで生殖医療補助を受けられる国」へ渡航しなければいけません。

③体外受精(IVF)

 

最後に、「体外受精」です。

体外受精とは、排卵近くまで発育した卵子を体外に取り出し(採卵)、精子と接触させ(媒精)、受精し分割した卵を子宮内に戻す不妊治療のことです。

この方法は、一般の不妊治療でも最終ステップとして行われる治療となります。

例えば、以下のような不妊原因がある場合に適用される場合が多いでしょう。

・高齢出産
・卵管異常
・子宮内膜症
・多嚢胞生卵巣
・受精障害
・抗精子抗体
・精子運動率低下

しかし、「人工受精」と同様に日本の病院では治療できる病院が限られているため海外へ渡航する必要があります。

さらに体外受精はとても高額で長いスパンの治療となるので、「渡航費」+「滞在費」+「治療費」で高額になることが予想されます。

シリンジ法でトライしてみて、妊娠できなかったら「人口受精」や「体外受精」をしたい。だけど、どうやって海外で治療するの?

妊活を始めたての当時、私もこんな風に考えて必死になって調べました。

すると、いくつか「女性同士カップル向けの精子提供プログラム」というサービスを提供している会社がありました。

一部、サービス内容を抜粋すると、

「精子提供プログラム」とは、精子ドナーから精子の提供を受け、カップルのどちらか一方の卵子により体外受精を行なった後、ご自身またはパートナーの子宮に受精卵(胚)を移植し、妊娠、出産の過程を経てお子さんを授かる方法です。

との記載がありました。

ちなみにですが、このプログラムはアメリカのロサンゼルスに滞在して治療を行うと記載がありました。

主な治療の流れと金額は以下のとおりです。

①クリニック受け入れ確認・プログラム説明・契約と費用の支払い
②1回目の渡米(クリニックにて検査と治療説明・カップルの診察と検査)
③精子ドナーの選択(精子ドナーの紹介・凍結ドナー精子の輸送)
④2回目の渡米(採卵・体外受精と受精卵の培養)
⑤移植
⑥日本で妊娠判定(約2週間後)
精子提供プログラム費用: $27,000~/297万円~($1=110円計算)

やはり、高額ですね…。

ちなみに、このプログラムは「J Baby」さんのプログラムを例に出してみましたが、他にも探せばありそうなので興味がある方はよく比較検討してみてください。

プログラムをやりたい気持ちは山々だけど、お金が高過ぎる…。

そんな方は、ぜひ「こどまっぷ」さんのイベントに参加してみて下さい。

イベントでは、実際に妊活中のカップルや、子育て中の方とも出会うことができます。

そこで色々と情報交換もできるかと思うので、是非足を運んでみるといいかと思います。
(私自身も、妊活前にイベントに参加しました!)

女性カップルにおすすめの妊活方法は?

女性カップルにおすすめの妊活方法は?

ぶっちゃけ「おすすめの妊活方法」は、カップルさん次第なところがあるのでなんとも言えません…。

とはいえ、ブライダルチェックなどを受けて、「自然妊娠」に問題がなさそうなら「シリンジ法」からトライしてみていいかと思います。

シリンジ法の場合、自分たちでシリンジキットを用意する必要があります。(こんな感じでアマゾンや楽天で気軽に購入できます)

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一方、体調面や年齢などを考慮して「シリンジ法」でじっくり妊活に向き合う余裕がない場合は「人工受精」や「体外受精」を視野に入れるのも1つです。

「人工受精」や「体外受精」に進む場合には、受け入れてくれる病院探しをする必要がありますが、日本ではほとんどの病院が「婚姻夫婦の妻のみ」としています。

そのため、病院で「事実婚夫婦(婚姻関係にない人)でも治療が可能か」を問い合わせてみる必要がありそうですね。それか、海外で治療を行うかです。

まとめ:女性同士でも家族は作れる

まとめ:女性同士でも家族は作れる

いかがだったでしょうか?

「同性カップルで子どもが欲しい」と思っている人にとって、妊活方法はとても気になるところかと思います。

世の中には、さまざまな方法で子どもを授かっている同性カップルさんがいます。

実際に妊活中のカップルさんと交流することで、新しい情報を聞くことができたり、お互いに励まし合いながら妊活を進めていけるので「仲間作り」は大切です。

私自身も「こどまっぷ」さんのイベントに参加したおかげで、妊活中&子育て中のカップルさんと知り合うことができました。

そして、色々なお話を聞くなかで、「どの方法が自分たちにとってベストなのか」考えることも出来ました。

女性同士でも家族を作ることは可能です。

「子どもが欲しい」と思ったときが行動を起こす時かもしれません。

以下の記事では、【妊活を始める前にすべきこと】に関して詳しく解説しているで良ければご覧ください!

終わり!

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